[開催要項]
幕末維新期は、アメリカをはじめ諸外国の圧力を受けて、多くの人が徳川幕府の限界を感じ、憲法に基づいた近代的な国家へと変革を求めた時期である。それと同時に、外国との交流が盛んとなり、様々な新しい技術がもたらされたことによって、新しい文化が生まれた時期でもある。その新しい文化の一つが「写真」である。
幕末の人々は、人物や風景を写す不思議な技術に魅了され、多くの人が写真を撮ってもらった。坂本龍馬もその一人である。龍馬は明治までに亡くなったにも関わらず、複数の写真を残しており、写真に強い興味を持っていたことが分かる。
この企画展では、龍馬をはじめ、幕末の様々な人物の写真を展示し、現代に繋がる写真文化の始まりを知っていただくと同時に、歴史上の人物の素顔を知っていただくことによって、幕末維新史に親しみをもってもらいたいと考えている。
担当学芸員による展示解説
日時:令和7年5月10日(土) 14:00~
令和7年5月17日(土) 11:00~
