北九州龍馬会 会長 岡 信太郎
RYA(Ryoma Youth Association)開催について
令和6年11月17日に一般社団法人全国龍馬社中(以下、「社中」という。)初の試みとなる、若手・中堅の会Ryoma Youth Association(以下、「RYA」という。)が開催されました。
昨年の理事会及び社員総会において承認された事業であり、第1回目は北九州龍馬会主管でパークサイドビル9階中会議室(福岡県北九州市小倉北区堺町一丁目6番13号)で行いました。
どの組織・業界にも当てはまりますが、社中及び各単位会においても全体的な高齢化が進んでいます。今後いかに若手・中堅の人材を確保するかが、組織の未来を見据えたときに喫緊の課題なのは言うまでもありません。
龍馬会は現状において、登録団体は220団体程ありますが、実動しているのは142団体となっています。今後社中は組織の拡大を目指すのか現状維持を図るのかといった是非はここでは問いませんが、何かしら対策が必要なのは明らかです。
このような背景を踏まえ企画・開催したRYA。“龍馬の志を未来に”をメインコンセプトとしました。若手を育てるという趣旨の他に、社中の定款の目的であり登記により公開されている「龍馬精神を次世代へと伝播し共有・拡大することを目的」という社中の事業内容にも合致するものではないでしょうか。
さて、実際の第1回RYAですが、当日は10名の方と小中学生が各1名ずつ参加しました。
実りある会にするためRYAの内容については、次の3つの柱を軸に構成しました。
- 参加型にすること
- リーダーの在り方について学べること
- グループワークを通じて交流を深めること
まず、①については、大規模な会ではないので、各参加者が自己紹介を行い、自由に自身の想いを述べれるようにしました。参加者一人一人を大事にし、積極的に参加できる環境づくりを目指しました。
次に②は、RYAを準備していた際に、若い方からは「歴史に詳しくない。」「簡単なことから学べる場がほしい。」という声を頂きました。そのため、歴史や龍馬から何が学べるかという点に注目し、下関市立歴史博物館館長の古城春樹氏に“幕末にみるリーダー像~龍馬と長州のリーダーたちの心意気~”という切り口でお話しをして頂きました。
参加された方々が、龍馬から学び各分野で活躍することを願っています。
そして、③については、これも少人数という特性を活かし、一つのテーマについて各グループで話し合い、各グループの意見を発表してもらいました。第1回目は、「小学生に坂本龍馬を伝えるとしたら?」をテーマにグループワークを行いました。
今回は3グループに分かれて発表の準備をしてもらい、チーム名も決めてもらいました。「亀山の白袴」「桂浜」そして、「気持ちは青年龍馬会」…。
どのグループも真剣かつ楽しく話し合いを行っていました。各グループにそれぞれ発表してもらった後、小中学生に最優秀賞を決めてもらいました。
第1回目の最優秀賞は、龍馬の人を思いやる人間性に着目しつつプレゼンがとても上手だった「気持ちは青年龍馬会」が選ばれました。このチームの皆さんは、少なく見積もっても10歳は若返ったはずです(笑)。
さて、最優秀賞のグループには、北九州龍馬会からささやかですが記念品を贈呈させて頂きました。いい思い出になれば幸いです。
初めての開催で試行錯誤の連続でした。しかし終わってみると、参加された方が楽しそうに帰られている様子を見て安堵した次第です。
やはり、龍馬会を名乗っている以上、私たちには龍馬の魅力を広く伝える責務があると考えています。そのためにも、龍馬に関心がある、あるいは、龍馬から学び仕事や生活に活かしていきたいという人材を集めていくことが何より不可欠となっています。
龍馬会に所属する人たちが地域や組織でまさにリーダーとして活躍することが、龍馬の志を未来につなげることにつながるのです。
社中はご承知のとおり一般社団法人であり、業務執行権限や義務は、理事にあります。監事は、その業務執行を監督する立場と考えられます。
今回の開催によりRYAのノウハウを得ることができました。これをもとに今後の発展が期待されます。代表理事及び理事の皆さま方の積極的なご支援・ご協力をお願い致します。
最後になりましたが、今回参加して下さった皆様、RYAの運営に多大なるご尽力を賜った皆様方に厚く御礼申し上げて事業報告とさせて頂きます。
11月17日(日)に、RYA(Ryoma Youth Association)開催しました。また前日16日(土)には、JR九州ステーションホテル小倉にて司法書士のぞみ総合事務所、合気道祥平塾 小倉北道場、北九州龍馬会10周年記念祝賀会が開催されました。
チラシPDF